ひらがな・漢字・アルファベット書けない根本的な理由

query_builder 2024/01/10 原始反射 感覚統合 学力 放課後等デイサービス 児童発達支援
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ひらがな、漢字、アルファベットが書けないといった困り感はよく上げられます。正しい原因を理解することで、解消に向けた取り組みに向かうことができます。今回はその根本的な理由についてお伝えしていきたいと思います。 ひらがなや漢字、アルファベットが書けない・覚えられないという理由には感覚統合が進んでいないということが挙げられます。 感覚統合とは、私たちが日常生活で感じるさまざまな刺激や感覚情報をうまく処理し、統合する能力のことを言います。 私たちは五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)を通じて外界からの刺激を感じ取り、脳内でそれらの情報を統合して意味を理解します。 簡単に言えば文字等の認識する力が未発達ということになります。この状態では、文字を正確に認識することが難しくなります。 また、学習の過程での困難も文字の書き方に影響を及ぼします。文字の形や筆順を正確に覚えることができないため、書くこと自体に苦労することがあります。 さらに、文字の認識と記憶の問題も書けない理由の一つです。文字自体が見えていても、それが何の意味を持つのか理解できない場合があります。また、文字の形や音を記憶することが難しいため、短期間で覚えることが苦手な場合もあります。 言語習得の異質性も文字の書き方に影響を与えます。ある言語では文字の形や音に一定のルールがありますが、別の言語では全く異なるルールが存在することがあります。この違いが理解するのを難しくし、文字を書く上での障害となります。 最後に、応用能力の影響も考えられます。文字を書くだけでなく、それを適切な文や文章に組み合わせることも必要です。この応用能力が不足している場合、思った通りに文章を作ることが難しくなります。 以上がひらがな、漢字、アルファベットが書けない理由のいくつかの要素です。これらの要素が重なることもありますが、個々の人によって異なる要因が存在することも忘れずに考える必要があります。


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文字を認識する感覚統合とは

私たちは、生まれてすぐから五感等(+前庭覚、固有受容覚)を通じて外界からの刺激を感じ取り、脳内でそれらの情報を統合して自分の感覚を育てていきます。


感覚統合とは、脳が異なる感覚情報を適切に処理するための能力です。私たちは日常生活で、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚などの五感に加え、前庭覚(傾きやバランス感覚)、固有受容覚(筋肉や関節の感覚)の2感を合わせたさまざまな感覚を受け取ります。これらの感覚は、脳の中で統合され、一つの統一した感覚体験として私たちに伝えられます。

これらの情報を脳が適切に処理し、統合することで身体や心のバランスを整え、情報を正しく認識していきます。


しかし、感覚統合が上手くいかない場合、異なる感覚情報が混ざり合い、適切に処理されないことがあります。例えば、ひらがな、漢字、アルファベットを正しく書けない人は、視覚的な情報と運動的な情報が上手く統合されず、文字を書くことが難しくなっています。


また、似ている文字の細かい違いを自然と見分けることがしにくい状況にある場合もあります。


感覚の統合を進めていくためには、様々な方法がありますが、感覚統合を促進する運動や体操を行うことが有効です。身体を大きく動かす運動や目を動かす運動が有効的です。視覚と運動を同時に刺激し、脳の中での情報処理を促進することができます。


ご家庭ではバランスボードやトランポリンなどを利用することもいいでしょう。


また、感覚統合を刺激するために身体に触れる異なる質感の物質を使った遊びや、左右で違う動きをする遊びなども効果的です。

感覚統合を改善するためには、定期的な継続的なトレーニングが重要です。しかし、辛いトレーニングをしなければいけないわけではありません。

人間は遊びの中から成長の刺激をたくさん受け取ることができます。昔の遊びには人間を成長させ、感覚統合を促す刺激がたくさんありました。遊びの形式で継続的なトレーニングを行えるように工夫するといいでしょう。

ひらがな、漢字、アルファベットを書けない人にとって、感覚統合のトレーニングは大きな助けになるはずです。感覚統合を促進し、より豊かな生活を送るために、ぜひ試してみてください。

書けない理由とは?

ひらがなや漢字、アルファベットを書けない理由は人によって様々です。

一つの理由として、手の動きと目の視覚情報がうまく連携できていないことが挙げられます。

文字を書く際には手の細かな筆圧調整や線の滑らかさ、書く順番など、複雑な動作が要求されます。

このため、手の感覚と視覚情報がうまく統合されないと、正確な書き方ができずに文字が書けない状態になってしまうのです。

他にも、脳の処理能力の問題や学習環境の影響なども原因として考えられます。

例えば、脳の処理能力が低い人は文字の形や順番を理解するのに時間がかかり、書くタイミングを逃してしまうことがあります。

また、文字を書く環境や指導の方法が適切でなかった場合にも、書けない理由となるかもしれません。

ですが、ひらがなや漢字、アルファベットが書けないからといって必ずしも障害や問題があるわけではありません。

感覚統合療法などを通じて手と目の統合や脳の処理能力を改善することで、書く能力を向上させることも可能です。

大切なのは自分のペースで取り組むことで、焦ったり、自己評価を下げたりしないことです。

未来に向けて、一歩ずつ進んでいくことで、ひらがなや漢字、アルファベットを書くことができるようになるかもしれません。

ひらがなや漢字、アルファベットが書けない、覚えられないもう一つの理由

感覚統合にも繋がるものではありますが、ひらがなや漢字、アルファベットが書けない、覚えられない理由にもう一つ大きいものがあります。


原始反射というものを聞いたことはありますか。


赤ちゃんの掌に指を置くとギュッと握ったり、大きな音で腕がビクッとするのが有名だと思います。


この原始反射は、発達の最初のプログラムであり、反射で身体を動かすことで、身体の発達を促したり、危機に対応したりなどの働きがあります。


原始反射は、成長に応じて役目を終え、感覚に統合されていくことで次の段階にバトンタッチされていくものでありますが、年齢に応じて勝手に消えていくものではありません。使い切ることで、身体の感覚に統合されていくものとなります。


逆を言えば使い切らなければ残ってしまうと言うことになります。年齢的には次の段階に進んでいるはずが、原始反射が残っている状態であると様々な悪影響をもたらします。次の段階の成長の阻害をする形になってしまいます。


文字の認識で言えば、複雑な形の認識が難しかったり、似ている文字やひっくり返すと同じ形の文字の区分けがしにくくなるという影響があります。


「b・d・p・q」は左右反転したり、ひっくり返したりするとほぼ同じ形です。これが、同じに見えてしまうもしくは、見分けるのに労力がかかるという状況です。認識する力が高まることで、自然と違いが分かるようになってくるのです。


原始反射が残っていると様々な困りごとの原因にも繋がり、大人も含めた各個人の苦手感もここが原因の可能性があります。


原始反射を統合していく方法としては、どんな原始反射が残っているかを確認し、その原始反射をたくさん使っていくことが必要となります。


まなびじょんでは、その原始反射のチェックや感覚統合についての知識をもったトレーナーが常勤しておりますので、是非お気軽にご相談ください。

ひらがな・漢字・アルファベット書けない根本的な理由のまとめ

ひらがな・漢字・アルファベット書けない理由についてお伝えしてきました。


理由としては、

・感覚統合の未発達さにより、認識する力が育っていないこと

・眼と手の協応が上手くいっていないこと

・原始反射による阻害の可能性があること


などを説明しました。また、

・視覚性の短期記憶が関係している可能性

も考えられます。


これらの課題は、今後けっして変わらず成長しないものではありません。

成長を促す活動や運動の中で、成長し、身につけていける力です。大人であっても同様です。

子どもが成長し、自然と感覚統合を進めることができにくい環境にある中、ぜひご相談いただければと思います。

まなびじょんは、児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援を行っております。

一人ひとりの困り感に合ったプログラムで感覚統合を進めていきます。


また、児童発達支援・放課後等デイサービス・保育所等訪問支援に関わらず、お困りの方のご相談や原始反射チェックや「みる力」のチェックなども行っておりますので、お気軽にお声がけください。

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